いじめを越えて
「いいよ」

私は多分…世界で1番バカだ

レイプを仕掛けた奴

暴言を吐いた奴を許すなんて

スッと神崎が手を差し出してくる

仲直り?

元々、仲もなにもあったもんじゃない

なんでだろう

私は神崎の手を握っていた

何時の間にか雨は止んでいた

「なぁ、浅井!」

バス停の屋根から出てこうとする私を引き止める神崎

お願い…これ以上私を引き止めないで

これ以上私のこころは受け止められないの
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