Love*Day



『俺はな?ジョニー。お前を愛している。だからお前にも幸せになって欲しいんだよ。お前ならいける。絶対いける。俺が保証する。だから…だから…

告白…してくれよ……

俺のためにも、お前のためにも…』


はっはー、割れながらきもいぜ俺


『市川ー…………うん……』



『告白最終日は8月の5日。外でオールする日だ。その日に告白しなかったら、俺の口から山口に言う。いいな?じゃあな』


俺はそう言って一方的に電話を切った



これできっとしてくれるだろう。

信じてるぞ。

ジョニー……



「以上を持ちまして終業式を終わりとします。3年生から退場してください」



「はーっ、やっと終わったね~。長いし暑いし最悪~」


「ほんとだよなー」


「でもこれで夏休み突入だぜ~!」


「なー!」


会話を弾ませながら教室に戻る俺達。

でも、山口だけがずっと黙っていた


「…?絵里?」


「……暑い……」


暑い?



「あついところに、ネクタイさせて並ばせてさ、先生達は涼しそうなところに涼しい格好して並んでさ」


おお…山口すげー事言ってんな


「ねーそうだねー」

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