Love*Day
「あ……お…おはよ!」
中内はいきなり俺が話し掛けた事に驚いて
瞬きをしていたけど
すぐにニコッと笑って
「おはよ~!!昨日なんでメールシカトしたの~??」
ドキューーーーンッッ
か…可愛い…
俺が顔を手で覆ったら
「お~い~!聞いてんの~?」
とか言って顔を覗き込んできた
「き...聞いてるよ!!」
やばいってこのアングルは!!
上目づかいでも無いのになんでこんなに可愛いんだァーー!!
それは心の中に隠しといて
あくまで平然を装った。
「ごめんなあ~、俺偉いからサ。昨日お前からメールが来た時には
もう寝てたんだよネ。だから返せなかったんだよネ」
俺はあえてジョニーのキャラで言った
「何そのキャラ。うけるわ。ま、別に気にしてなかったからいいんだけどね」
…気にしてない。
そうだよな、気にしてないよな。
何件も来る中の俺からのメールなんて…
恋ってこんな些細な事で
こんなに苦しくなるんだっけ…?
「もう泣きたい…」
「へ?!なんで?!え…な…なんかごめん…」
おれは気持ちを言葉にしていたのに気づかなかった。
「え?!俺今…やべッッ!気にしないで!ほんとに!ほんとに!」
「あははっ、面白ー。…」
そういうと中内は何か考えているような顔で俺を見始めた。
「…?」
「……あたし寝不足なんだあ、あんたがメール返さないから。
だから保健室で寝てから行くから。先生に遅刻するって言っておいて。じゃ」
「ぉ…おう」