Love*Day


「で~」
俺を除いた3人は大盛り上がり

でもそんな中、俺は心臓の音しか聞こえない

3人が何を喋っているのかなんて聞こえない。

「お次の方~」

やばい…もう俺らの番だ…


「ふっ、直輝大丈夫?顔色悪いよ?休む?」

「お前…俺に話し掛ける前にふって言っただろ…笑っただろーーー??!!」

「わ…笑ってないよ…」

結衣は必死に笑いをこらえている

「ほらほら早く!」

ジョニーを山口はもう座っていた。


「んんっ。じゃあ乗るか」

座ったらなんだか緊張が解けた

「最初にのるのがこれで大丈夫?かなり早いよ?」

こいつらはもう全部のジェットコースターを制覇したらしい


「大丈夫だよ。何言ってんの?俺絶叫系大好きだもん」

「はっ無理しちゃって」

結衣は前を向いてふっと笑った


「………」

可愛い…

こんな崖の淵に立たされた状況でもこんな事思ってしまうんだ。

本当に大好きなんだ…

なんて思ってたらいきなり出発した

「?!うおぉぉっ」

なんだこのジェットコースターは?!
出発からいきなりこのスピード?!
早い…早過ぎる…


そんな事を考えていると、あっという間に高いところへ…

「をぉうおう?!」

た…たけえ…


そしてそこから一気に急速度で落ちていく


「うおおおおわあわわ」

俺は言葉にならない言葉を発していた

「きゃは~超楽しい~~♪」

結衣は俺に言うように叫ぶ
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