Love*Day


「は?何が?」


絵里はあくまで白を切っている


「見えたよ…アザ…」


絵里のおなかはアザだらけだった


「誰にやられたの?…片山?」

そういうと、絵里は少しビクッとした


「ち…違うよ…!」

あきらか動揺している


「片山でしょ?なんで?何かしたの?」


「……」

絵里はずっと黙ったままだった。



「ここじゃ話しにくいもんね」

そうだ、ここは更衣室だ


「違うところ行こっか?」


「うん…」



あたし達は、誰もいない中庭に来た


「で?なんかしたの?」


「……遊園地のね…」


遊園地?あぁ遠足か


「あたし…ほら大西と回ったじゃん?」


「あぁ、うん」



「それをね…俊が……誰かから聞いたみたいで…」


「でも何もやましい事はしてないんでしょ?」


「してないよ!!してないけど……でも、なんで俺以外の男と二人きりになるんだって…」



は?何それ。ただの束縛じゃん…
おかしいよ…

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