Love*Day


「普通に考えてさ…おかしいじゃん…なんでそれで絵里が殴られなきゃいけないの…?」


「……」


「…行こう。今すぐ行こう」


「行くって…どこにいくの…?」


「片山の所」


「なんで…嫌だ…!行かないで…言っちゃ駄目…」

絵里は半泣きで訴える


「…なんで?」



「あたしが言ったって知ったら……それに…嫌だ、あたしまだ別れたくないよ。」


は?この子は一体何を言ってるの?


「意味わかんないんだけど…」



「違うの。俊がいけないんじゃない。あたしがいけなかったんだよ。
あたしが他の男と回らなければ、俊が悲しい気持ちになんてならなかったんだよ…
あたしは俊が大好きだし、俊だってあたしの事が大好きなの。
ちょっとあたしが俊に暴力振るわれた後だって…
俊あたしに、ごめん…ごめんね…って…言ってくれるし…」


「…はぁ…もしかして、殴られたのって1回じゃないの?」


「……」

絵里はまた黙り始める


「兎に角おかしい。片山も…絵里も。話つけに行こう」


「え…ちょ、待ってよ…!駄目だって言ってんじゃん…!行かないで!」


絵里が後ろで叫んでるのも全てシカトしてあたしは片山の教室に足を運んだ



「…片山くーん。話があるんだけど」


「…?俺?」


「ひゅう~♪片山くんモッテモテじゃーん!」

片山の周りにいた男子達が冷やかす


「……ごめんね…どこで話す…?って…絵里?」


「あ..」
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