Love*Day
「あたしは大丈夫。…じゃああたし、今先生呼んでくるからここで待ってて」
「う…ん…ありが…と…ぉ」
絵里が先生を呼びに言ってる間、あたしは横たわりながら考えていた
『いいか?誰にも言うなよ?言ったら倍返しするからな?』
あんなこと言われたけど、言わないハズが無い
あの男だけは許せない
「…!!中内さん!!」
絵里が先生を連れて戻ってきた
「大丈夫?!山口さんも…今すぐ救急車呼ぶからね。いい?すこしでも体に異変が起きたと思ったらすぐ言うのよ?」
「はい。」
絵里があたしの分も答える
ピーポーピーポー
人だかりが出来る
「あは…こんな近くで救急車の音聞いたの初めて…乗るなんて人生で1回だけにしてほしいよね」
隣の担架に乗った絵里が半笑いで話し掛ける
「ん…ね、ほんと…」
あたしが力なく答えると、絵里は少し笑ってまた上を向きなおした
あたし達はその後別々の救急車に乗せられ同じ病院に向かった