Love*Day


「もう、塗り薬とか楽勝なんだけど!」


『まーっじで?!とか言いつつあたし今日学校行ったからね!』


「まじで~?いーなあ。あたしも早く行きたいよぉー」


絵里と電話をしながらあたしは薬を塗っていた


もう染みなくなってきた

むしろ怪我も完璧に治ってきた


「明日は行こうかなぁ…」


『おいでってー!やっぱ結衣いないと学校つまんないしー』


「うん、明日は行くよ!」


明日は行こう。

行く前に直輝んち寄ろう

あー明日が楽しみだっ!

みんなに1週間ぶりに会える


早く寝よーっと!!!




「あら、結衣、おはよう」


「おはよ。お母さん、あたし今日から学校いくからね」


「あら本当?無理してない?」


「うん、もう完璧に治ったから大丈夫。じゃあ行ってきます~」


「いってらっしゃーい」


足取りはかなり軽い。
向かう先は、市川家



ピンポーン


「はーい。はいはいはいはいはい~」

直輝の声だ!!


「……結衣!」

インターホンに付いてるカメラを見てあたしだと分かった直樹は声をでかくした


「声でかいって!今家誰かいる?」


「んあぁ、兄貴がいるけど…あがっていーよ!」


玄関のドアを開けると直輝がかなりの笑顔で立っていた


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