切恋〜Tearheart〜
お尻にささった
ガビョウが
食い込んだ。

『※〇★◎▼☆!!』

涙がでる。

『ごめんごめん。』
廉くんは、
まだ笑ってるけど
それ所じゃないんだけど!!(涙

『とってやるから前屈みになって』

『え』

『いいから』
そういって廉くんは
佳奈の背中を押した。

『は、恥ずかしいよ///!!自分でとれるよ!』

『じゃあやってみろよ』

佳奈は
お尻に手をのばす。

痛そうだし
きっと痛いし
何より見てられない。
でもとってもらうのは
絶対ヤダ!!

ガビョウに触れた。

斜めから抜こうとする。

『いったーい!!
無理無理!!』


『だからいったろ?ほら』

佳奈はしぶしぶ
お尻を廉くんの方向に
むける。
まさか廉くんに
お尻をつきだすなんて…。

お尻に手があたる。

ビクッ

ただそれだけなのに
なんか…体が反応する。
心臓がはやまる…。

廉くんは
構う事なく
ガビョウを抜いた。

痛さは全くなかった。

まだ心臓は速まったまま。

ドッドッドッドッ…。

なんて恥ずかしい…///。まだ制服きてるだけマシか…。
そんな事をかんがえてると…。


『いつまでそんな格好してんだよ。おいていくぞ。』

『あ、はい!すいません!』

教室は笑いで溢れていた。

あわてて
教室をでる佳奈。

―二人は事務所にむかった。
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