羽をくれた君~side陸~【完】
不思議な女
「ねぇー陸ぅ」
女は両手で、寝ている俺の顔を自分の方に向かせた。
「ふふっ陸ってホントにクールだよね。でもそこがかっこいいんだけどさぁ」
上体を起こし、Fカップくらいあるだろうか、その自慢の胸を俺の腕に押しつけてくる。
「ね、もっかいしよ?」
その言葉に俺は起きあがり、女を下にして深くキスをしながら胸を強く揉んだ。
俺の首に手を回し、きつく抱きしめてくる。
欲望のままに、こうして色んな女を抱く日々が続いた。
皆喜んで腰を振る。
俺は何の感情も持たない。
女はみんな一緒だ。
こういう軽い関係が一番楽でいい。