ティータイムは遊びの後で【完】
『私は…マリア…』
『マリア?』
そう呟いて、コテンと首を傾げるアレン。
…かわいいなぁ
ふと、そんなことを思ってしまった。
『ねぇ、アレン…あなた、それより…』
私が口を開こうとした瞬間、
『…マリア?ボク、君のこと気に入ったよ』
そう言って、ニコッと可愛らしい笑みを浮かべ、抱きついてきたアレン。
『…あ、ありがとう…』
かわいいアレンにそんなことを言われて悪い気はしない。