ティータイムは遊びの後で【完】
『アレンの夢の世界?』
『そう、ボクのね…ボクがマリアをここに連れてきた、ねぇ、マリア…ボクとゲームをしないかい?』
ゾクリ
さっきまでのアレンとは何かが違う。
私は、直感的にそう感じた。
『ゲーム…?』
『そう、ゲーム。マリアが勝ったら、ボクは何でも1つキミの望みを叶えてあげる…ただし、ボクが勝ったら…そうだな…マリアにはこの世界にずっといてもらおうかな?』
ツーッと、冷や汗が背中をつたうのを感じた。
アレン…本気だ…。