ティータイムは遊びの後で【完】
今にも泣き出してしまいそう。
目にいっぱいの涙をためている。
『どういうこと…?』
半信半疑だったけど、
『お嬢ちゃんどうしたの?』
とりあえず、話しかけてみる私。
もしかしたら、何かの手がかりになるかもしれない。
幼い頃の私らしき女の子は、突然、話しかけてきた私に驚いて目を丸くしていたが、
『うっ…あのね?アレンがいないの?私の友達なんだけど…探しても見つからないの…』
『アレン…?』
『うん』
コクリと頷いて私を見つめる女の子。
『お嬢ちゃんの、お名前は?』
そこが一番気になる私。