ティータイムは遊びの後で【完】
*SECOND GAME
『マリアなら、きっと見つけてくれるって思ってた』
相変わらず、可愛い笑みでそう言うアレン。
『さぁ、アレン、ゲームに勝ったわよ?ここから出してくれるんでしょ?』
私がそう言うと、キョトンとした顔を向け、クスリと意地の悪い笑みを溢した。
『マリア…ボクの話ちゃんと聞いてた?ボク、さっき、最初は…って言ったでしょ??最初ってことは、もちろん、次もあるよ?』
『…う、嘘でしょ…』
私は、顔をひきつらせる。
『次は何がいい?ボク的には…』
なんて、言い出すアレンに、
『ちょっと待って!』
ストップをかけた。