ティータイムは遊びの後で【完】


『このゲームもらったわ…』





ついつい、ニヤリとほくそ笑む私。






『ゲームスタート…』










アレンの前でそう呟くと、


私は意気揚々と走り出した。







ハァ、ハァ。






かけっこなら昔から大得意だもんね…!





男の子にだって負けたことがない。





ただ1人を除いては…。







あれは、いつの頃だったんだろうか?






でも、確かに負けたのは覚えている。





すっごく悔しかったことも。



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