ティータイムは遊びの後で【完】


『…本当に…昔から…いざというときの運はすごいんだよね…マリアは…』





ハァ…と、ため息をつきながら私を見るアレン。






なんだか、いろいろ吹っ切れたって顔をしている。









『ボクの負け、まさか、マリアからとったぶんのコインを一気にとられるなんて思ってなかったしね…』





アレンは、ニコッと笑みを浮かべながらそう言い放った。






『…マリア、君をこの世界から出してあげる』





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