ティータイムは遊びの後で【完】


―――



それから4時間後。



時刻は、そろそろ10時をさそうとしている。





『うん!ドレスはこれにしましょ?次は、髪よ!』




そう言うと、お母様は、使用人を何人か呼び、私にメイクを施していく。





髪も丁寧に結われ、最終的に少し大人っぽくなったようにも見えた。






『キャー!さすが、我が娘ね!愛らしいわ!マリア!グッジョッブよ!!』






親指をグッとつきだし、OKサインをだすお母様に私はようやく、肩をおとした。





…つ、疲れた。




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