溺愛兄に囲まれて。



「しゅ、瞬!?」


「あなた、聞いてたの!?」


「うん、お風呂あいたから呼びに来たんだけど…そうだったんだ」


…よりによって瞬に聞かれたか…。


「ねえ母さん、思ったんだけど」


「何?」



「その那月さんが亡くなったのが僕たちの誕生日なら、この間命日だよね?」



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