ある夏の晴れたソラに
朝からテンションの乗らない空。

「はぁ…。」

「もぉ…。空がそんな調子だとあたしまでテンション下がるじゃん!!」

こんな話しを続けながら二人は学校に着いた。

もぉすでに何人かの生徒は来ているようだが、誰が誰だけさっぱり分からない。

なぜなら島川空と茅野夏樹しか南中学からこの浅田高校に受験をしていないのだから。

夏樹は、中学時代からの大親友。
< 4 / 17 >

この作品をシェア

pagetop