いつだって。
『なに勝手に自己完結してんの。真莉がなに思ってるか知らないけど、』
そう言って、私の目をまっすぐ捕らえて。
『俺は別れたい、なんて思ったことない。』
っ、言いきったっ。
私の頭には ? ばかり。
「…じゃあ…なんでよ…なんでっ…別れたいっ…なんて『怖かったんだよ』
私が叫ぶような声で 言った言葉に被せてきた彼。
こわい?
「なにが…?」
…こんなこと言うつもりなんてなかったのに、
髪をクシャッとしながらそう言う彼。
不覚にも、ドキっとしてしまう私。
いけない。
『…大学ってさ、 いままでの学校生活とはまったくちげーんだよ。 なにより自由でさ。そうゆう中で いろんなやつらと出会って、仲間が出来て。
そういう時間をさ、一番楽しい時期を、だよ、
ただでさえ、お前の青春時代かっさらった俺が、奪っていいのかって。
俺のせいで、俺という存在のせいで、お前が他の同年代のやつらと 恋とかすること 無くしていいのかって。』
「……っ」
なにも言えなかった。
なんていえばいいかわかんなかった。
浮かぶ言葉なんてなくて。
ただ理解に追いつかない頭が、ぐるぐるまわってる。