となりの猫村くん
「ほら楽しくしろー。青春を発達させたろと両席を異性にした先生の優しさが台無しだぞ?」


私の青春半分を台無しにした件はどうするですか先生。

話しかけろと?いや無理ですっ、クールな子には明るい子がお似合いです。
てことでチェンジを……


「交代なしだからな~海陽」

「ぃえっ!?なな何で私ですか?」

「去年からの付き合いやし分かるわ」


さ、さすがは敏感おちゃらけ教師と有名な姫塚先生……恐るべしっ!

私は諦めてちらっと猫村くんを見た。が、彼は思った通り面倒そうに頬杖をついている。
「きゃー!」じゃなくて「ぎゃぁぁ!」です先生っ、ヘルプゥゥゥッッ

目で助けを求めるが、先生は右手で親指をビシッと立てた。いやグッドラックって何が?


「名前、性別、誕生日、その他色々言わないかんぞ~。終わったあと相方に結果聞くからな」


ほとんど脅しですそれ。
で、でも仕方ない…よね?私も今年で17になるんだし、やっぱり成長しなきゃだよね……


「あの…じゃあわたしから自己紹介するね。えっと、名前は中村海陽で性別は見た通りです。誕生日は6月12日、あと……ひつじが好きか、な?」

「…………………。」


数分前にフラグ立てたいんですけど……。


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