転校生は幼なじみ


「よ、よろしく!!」

「先にみぃからやれば??」

「あぁうん!!」


コントローラーをもって画面を見る。


対戦相手は真田君。


真田君のゲームだからかわかんないけど、やっぱ上手い。


勝てないよ~…

「へたくそ~あははっ」


優斗もさっきの風菜みたいに笑いだした。


「もぅ!笑わないでよ!真剣なんだからっ!!」

すると後ろから抱き締められた。


え…ちょっとまって?


なんで??

「や、やだ…優斗…」

「は?お前へたくそだから一緒にやってやんだよ」


はい??


気がつくと私の指の上から優斗が手を被せてコントローラーのボタンを上手く押してた。


えっと…


私の勘違い?


普通に抱き締められたかと思った…

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