無自覚な彼の誘惑


「ポッキー食べる?」



『食うー』



「……」



『……何?』



「…いや、チョコ苦手なのにポッキーは食べれるんだなぁ~と思って」



『あぁ、だってポッキーはあれだし』



「あれ?」



『うん、ポッキーゲームという素晴らしい遊びのある食べ物。マジで開発した人にノーベル賞贈りたいわ。リスペクト』



「ノーベル賞ナメんなよ」



『……あれ、ツッコむとこそこ?』



「…あ、最後の一本だ」



『ポッキーゲームしよ!』



「…いいよ」



『えぇっ!?普段ならイヤ!って言うのに!』



「でもあたしがくわえるのはチョコ付いてる方だからね!」



『…やっぱり何かズレてるーーーっ!』





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