無自覚な彼の誘惑


『…ごめんって。そんな怒んなよ』



「だっ…だってあんたがすっぴん見たいって言ったから、勇気出して落としたのに…っ変わんないとか言うから!」



『ごめん。それはそういう意味じゃなくてさ』



「じゃあどういう意味よ!」





『…メイクしてる時でもすっぴんでも、俺と一緒にいる時のお前が一番カワイイ顔してる』






「……っ////」



『…と、思うんだけど』



「……も、もうその手には乗らないからなぁーーーっ!!」





< 48 / 55 >

この作品をシェア

pagetop