素直に・・・
『あの二人、両思いだったんだね~』

『そうだったんだな・・・
 俺は昨日裕也に相談されてさ~』

私のマンションの場所も知らないはずなのに
何故か、マンションの方に歩いている・・・

『太田さん、気になる人とはいかがなんですか?』

太田さんの気持ちを知ろうと思い
ちょっと聞いてみた。


『ん~前よりは前進してると思うよ。
 たぶん・・・
 俺だけがそう思ってるだけだから。』

『気持ちは伝えないの?』

『伝えたいけど、どう思われてるか分からないし
 臆病なんだろうな~裕也とは違って』

そんなことを笑いながら話していた。


私のこと見てたようだけど
気持ちは別の人なんだ・・・


自分から聞いて、落ち込んでしまう・・・

< 17 / 41 >

この作品をシェア

pagetop