私の彼氏は...






「おかえり!ご飯できてるわよ」



「いらない....」








あたしは、部屋に駆け込んだ。



「えっ...。まだいたの!?」







「なあ、俺、生きてないらしい・・・」




「――――は?何言ってんの?」









「つまり、死んでる。幽霊ってヤツだ」



「えっ、うん?えっと....、っ!」







「ってことで、いるとこないから、ここで暮らすわ。おやすみ」





「いや、出て行ってよ!」



「行くあてないんだけど。見殺しにするつもり?」







「いや、死んでるんでしょ?」




「ああ、そっか・・・」








「まあ、とにかくおやすみ。」







「はぁー?」


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