生徒会長と私と幼なじみの三角形
生徒会と私
~莉緒side~
「おはようございます」
「やぁ、木下さん」
私は今生徒会室にいる。
なんか、生徒会役員で顔合わせをしておきたいらしい。
生徒会役員は私と会長をあわせて4人。
結構少ない。
「あ、初めまして。2年B組の木下莉緒です。」
私が自己紹介をすると、会長と副会長と書記の人が自己紹介をしてくれる。
「僕のことは知ってると思うけど、会長の神近巧己。よろしく、木下さん」
「私は、副会長、雪里美和。3年A組。よろしくね、莉緒ちゃん」
さらさらの髪を栗色に染めた、ふわふわ系の美人。可愛い先輩だなぁ。
「私は、書記で3年B組の相澤里佳。まぁ、よろしく」
黒くてさっぱりしたショートカットで知的な先輩。…大人っぽい。
それぞれにいろんな第一印象を持ちつつ、ふと思った。
「女子率高くないですか?この生徒会。」
「…………」