生徒会長と私と幼なじみの三角形
会長と副会長
~美和side~
私と巧己は今、保健室にいる。
「ねぇ、巧己?」
「なんだよ」
「あのこの子と、好きでしょ?」
「なんで」
「別に。勘だよ」
「ふぅん……。」
保健室に少しの間、沈黙が流れる。
その沈黙を私は破った。
「ねぇ」
「なんだよ」
「なんで今日は私を抱こうとしないの?」
「ストレートだな」
「早く抱いてよ。私の気持ち知ってて、なおかつベッドの上だよ?はーやーくー」
「今日はヤダ」
巧己はベッドから降りる。
やっぱり、巧己は莉緒ちゃんが好きなんだな……
でも、まぁいいと思う。
だって、そのうち巧己は私を求めて来るから。