オレンジ色
「「こんちはー」」
そこに居たのは、あいさつを返してくれた見慣れた先輩方と、2人の女の人と1人の男の人。
「部長、この方々は?」
「今日から部活体験始まるんだよー。んで、この3人が来てくれたのー」
「こんにちはー^^中学生かな?」
「はい、そうです。今日は来て下さってありがとうございます」
「しっかりしてんねー!よろしくね!!」
話しかけてきたのはポニテの女の人。
もう一人の長髪ストレートの女の人とハーフっぽい外見の男の人は頭を下げた。
「こちらこそよろしくお願いしますー」
「じゃあまず椅子出して机運んで…」
――そんなこんなで部活は終わり、下校。
私は自転車通学だが、今日は1人で帰る。
「花火と凪がいないとさみしー…」
花火と凪ってのは同学年の吹部メンバー。
花火は聡明で大人しいフルート担当。
凪はかなりの曲者で、私と同じ、トランペット担当だ。
「今日は思ってたより楽しかったなー」
女の人2人(原田先輩と氷上先輩というらしい)は人当たりがよく、すぐに打ち解けられた。
が。
もう1人の釘田という男の先輩は人見知りするらしく、始めはちょっと苦労した。
でも、みんないい人っぽい。
よかったー。
「あれ?」
丁度学校の玄関を通りすぎた辺りで、前方に釘田先輩らしき人を見かけた。
「1人なのかな?」
まあ、まだ入学したてだし、当たり前か…
ちょっと心配?になってきた私は、ペダルを大きく漕ぎだした。
そこに居たのは、あいさつを返してくれた見慣れた先輩方と、2人の女の人と1人の男の人。
「部長、この方々は?」
「今日から部活体験始まるんだよー。んで、この3人が来てくれたのー」
「こんにちはー^^中学生かな?」
「はい、そうです。今日は来て下さってありがとうございます」
「しっかりしてんねー!よろしくね!!」
話しかけてきたのはポニテの女の人。
もう一人の長髪ストレートの女の人とハーフっぽい外見の男の人は頭を下げた。
「こちらこそよろしくお願いしますー」
「じゃあまず椅子出して机運んで…」
――そんなこんなで部活は終わり、下校。
私は自転車通学だが、今日は1人で帰る。
「花火と凪がいないとさみしー…」
花火と凪ってのは同学年の吹部メンバー。
花火は聡明で大人しいフルート担当。
凪はかなりの曲者で、私と同じ、トランペット担当だ。
「今日は思ってたより楽しかったなー」
女の人2人(原田先輩と氷上先輩というらしい)は人当たりがよく、すぐに打ち解けられた。
が。
もう1人の釘田という男の先輩は人見知りするらしく、始めはちょっと苦労した。
でも、みんないい人っぽい。
よかったー。
「あれ?」
丁度学校の玄関を通りすぎた辺りで、前方に釘田先輩らしき人を見かけた。
「1人なのかな?」
まあ、まだ入学したてだし、当たり前か…
ちょっと心配?になってきた私は、ペダルを大きく漕ぎだした。