ラピスラズリの恋人
「あの、理人さん……。遅れますよ?」
未だに腕の中に閉じ込めたままの瑠花が、少しだけ困ったように微笑んでいる。
「……そうだね」
小さな笑みを返してキスをした後、名残惜しさを掻き消して家を出た。
「飛行機の時間、大丈夫ですか?」
「平気だよ」
心配そうにしていた瑠花は、俺の言葉でホッとしたように笑った。
今日から三日間、俺は相模(サガミ)や数名の社員を引き連れて、海外に行く事になっている。
いくら仕事が好きでも、新年早々の海外出張には気乗りしないけど…
新事業のエーデルシュタインウェディングの為、どうしても避ける事は出来ない。
未だに腕の中に閉じ込めたままの瑠花が、少しだけ困ったように微笑んでいる。
「……そうだね」
小さな笑みを返してキスをした後、名残惜しさを掻き消して家を出た。
「飛行機の時間、大丈夫ですか?」
「平気だよ」
心配そうにしていた瑠花は、俺の言葉でホッとしたように笑った。
今日から三日間、俺は相模(サガミ)や数名の社員を引き連れて、海外に行く事になっている。
いくら仕事が好きでも、新年早々の海外出張には気乗りしないけど…
新事業のエーデルシュタインウェディングの為、どうしても避ける事は出来ない。