ラピスラズリの恋人
「帰ったら一番に電話するよ」
「待ってます。行ってらっしゃい」
「瑠花も行ってらっしゃい」
お互いに笑みを浮かべ、瑠花がドアを開けた。
「あの、理人さん」
「ん?」
「理人さんを見送りたいので、あたしがドアを閉めたら行って下さいね?」
瑠花が会社に入るのを見届けようと思っていたのに、彼女に先手を打たれて頷くしか無くなってしまう。
「わかった」
「じゃあ、また」
「うん」
柔らかい笑みを残した瑠花が車から下りた後、後ろ髪を引かれる思いでアクセルを踏み込む。
ルームミラーに映る彼女に、自然と笑みが零れた。
「待ってます。行ってらっしゃい」
「瑠花も行ってらっしゃい」
お互いに笑みを浮かべ、瑠花がドアを開けた。
「あの、理人さん」
「ん?」
「理人さんを見送りたいので、あたしがドアを閉めたら行って下さいね?」
瑠花が会社に入るのを見届けようと思っていたのに、彼女に先手を打たれて頷くしか無くなってしまう。
「わかった」
「じゃあ、また」
「うん」
柔らかい笑みを残した瑠花が車から下りた後、後ろ髪を引かれる思いでアクセルを踏み込む。
ルームミラーに映る彼女に、自然と笑みが零れた。