ラピスラズリの恋人
グアム国際空港に降り立つと、突き抜けるような青空に迎え入れられた。


海外のリゾート地を代表する場所とは言え、気候は日本の夏と似ていると思う。


日本との時差も1時間しか無い上、周りを見渡せば日本人の観光客も少なくは無いから、空港内だけなら日本にいる時の雰囲気とあまり変わらない。


ただ、外に出ればやっぱりリゾート地を思わせる物がたくさんあって、周りの景色や雰囲気がグアムにいるんだと感じさせた。


「一先ず、ホテルに行きますよね?」


「あぁ。一旦荷物を置いてから、式場や教会に行くから」


社員の質問に頷いて相模が手配していたタクシーに乗り、予約しているホテルへと向かった。


< 43 / 100 >

この作品をシェア

pagetop