ただひとつ。Side Story
目の前に広がるコバルトブルー。




この水平線の果てには一体何があるのだろう。




私はそっと目を閉じ…


さざ波の音に耳を傾けた。




燦燦と照り付ける太陽の下で…




私はただただ祈る。






そう、





誰もが信じる永遠の幸せと、



私の…





ただひとつの…



ちっぽけな願いを…。







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