恋に恋して恋をする。
「着いたよー。19号室ね、はーい」
坂下さんは恐らく先に中にいる誰かに電話しながら店に入った。
「すいませーん。友達中にいるんで入っていーですかぁ?」
カウンターに受付の人がいるので、一応声をかけている。
「あ、19号室ですか?どうぞ」
ん!?
聞き覚えのある声に目をやると、店員さんも少し驚いた顔でこちらを見ていた。
う…嘘でしょ……
メガネもしてないし、前髪はバンダナの中に隠れているけど、間違いなく奏くんだった。
坂下さんと矢口さんは全然気づいてないみたいで、
「ちょっとカッコよかったかも~」
なんてクスクスしながら部屋へ向かった。
私もとりあえず何もなかったかのように着いて行く。
けれど、動揺しまくって足元がフラフラした。
休みの日に偶然出会うなんてさ、本来なら嬉しいはずなのにさ……
ホント、神様は意地悪だよ。
坂下さんは恐らく先に中にいる誰かに電話しながら店に入った。
「すいませーん。友達中にいるんで入っていーですかぁ?」
カウンターに受付の人がいるので、一応声をかけている。
「あ、19号室ですか?どうぞ」
ん!?
聞き覚えのある声に目をやると、店員さんも少し驚いた顔でこちらを見ていた。
う…嘘でしょ……
メガネもしてないし、前髪はバンダナの中に隠れているけど、間違いなく奏くんだった。
坂下さんと矢口さんは全然気づいてないみたいで、
「ちょっとカッコよかったかも~」
なんてクスクスしながら部屋へ向かった。
私もとりあえず何もなかったかのように着いて行く。
けれど、動揺しまくって足元がフラフラした。
休みの日に偶然出会うなんてさ、本来なら嬉しいはずなのにさ……
ホント、神様は意地悪だよ。