君と私。
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「あ、亜希、木下くん呼んでくれない?」
C組へいくと、中学の友達の亜希が前を通りかかった。
「お、葵〜!何何ー、木下くん?いいよーん」
亜希はにっこり笑った後、木下正也くん(きのしたまさや)を呼びにいった。
「葵、どした…加奈子…」
加奈子の中学からの彼氏、木下くんはちょっと急いだように私達へ向かってきた。
はじめは加奈子に気づかなかったのか、私の名前を呼んだ。
まぁ、私の真後ろに隠れてたら誰も気づかないけどね。
「正也…」
加奈子は木下くんの顔を見て、ちょっと涙が目に浮かんでいた。