何で殺されるの…
何で私なの…


「オマエモコロシテヤル」



その言葉…
君もいったんだね…

阿美がそんな言葉使うとは思えない。
でもお前、も使ったんだ…

4がつ4にち、

私はあいつに殺されたんだ…
だって見たから…
この目であいつが私を押す所を…

この目で見た…
この目で見てしまった…
この目ででも絶対見たくなかった…。


約束したよね、
「シヌトキモイッショダヨッテネダカラシンデクレルヨネ…
 ダッテヤクソクシタカラゼッタイワスレナイヨ」


だって私はだれでも殺せるのだから。
でもその代わり条件がある。


ずっと天国にも、地獄へもいけない、
魂が、ずっと浮游する。


でもいいんだ、
あいつに同じ痛みを感じさせれば…
どうせ死に、良い(いい)も悪いもないんだから…

死は死どうしたって死なんだから、

天国も地獄も変わらない。

「ダカラオマエヲシニオイヤルンダ」

ゼンブオマエノセイ、

END
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