涙ペットボトル
僕ら空の下
学校のチャイムが鳴った。
朝のチャイムだった。
「やべぇ!遅刻だ」
とか
「先生きてませんように!」
とか、聞こえてくる。
あたしは、その生徒たちの一人では、
ないけど、
学校の階段の前で立ち続けた。
はぁ、やだなぁ。
足が震えて、今にもしゃがんでしまいそう。
「水城さん、教室へ行きましょうか?」
先生があたしを呼んだ。
も、もう行くの?泣
階段をちょっとずつあがる。
あたしの目の前には、
新しい教室。
『1-4』と書いてある。