涙ペットボトル
一週間前─────────。
『ちさきが幸せならそれでいい』
そう言った優太くん。
悲しい顔をしていた。
あたしは、わけもなく、彼に抱きついた。
ちょっとでも支えてあげたかった。
大丈夫だよって、、包み込んであげたかった。
──────────
抱きついたまま
1時間くらいずっといた。
あたしが離れると、
優太くんは、
「落ち着いたよ。サンキュー」
と微笑んでくれた。
「ううん、、こっちこそごめん」
「全然いいよ。あかりが居てくれてよかった」
ドキン─────────────。
あぁ。好き、、、大好き、、、
そう思った。
その後は、優太くんが係の仕事があると
屋上を出ていった。