涙ペットボトル
思ってもない言葉が優太くんの口から
出たから。
「ありがとー」
「ぅん。だからさ
気にすんな」
にこって笑った優太くん。
そっか。
ずっと一緒にいていいんだ。
その笑顔。
ずっと見てていいんだ。
「よーーしっ!」
優太くんは、急に立ち上がって
「あいつらのとこ行ったら
またあかりに何するかわかんねーから
二人でなんか乗る?」
「え……う、うん!!」
めっちゃ嬉しい。
「んじゃ行こっ!」
そう言うと優太くんは、あたしの
手を握りしめた。
ドキッ────────。
大好き───────────。