涙ペットボトル


「………………オレは、あかりの方が

かわぃぃと思いますケド?」





ドキンッ─────




優太くんは、耳まで真っ赤。




ってことより、今すごいこと言ったよね!?




「え……へ?」





「ハズいから。わりっ!


なーーし!」



優太くんが逃げる。




「わー!ちょっと待って!」




あたしは、優太くんの服をひっぱって

ストップさした。




「あたしすっごく嬉しいです!


服も似合ってないし

いつもと違う髪型だし

慣れないヒールをはいてるし。。


だから優太くんがそう言ってくれるの

めちゃくちゃ嬉しい」



必死に言っていると


優太くんが真っ赤にしながら笑った。




「おもれーなあかりは。


服も似合ってるよ」






優太くんは、そう言うと

あたしの髪の毛に触れた。




「髪型も似合ってるから」




ドキッ────────




どうしよう。





嬉しすぎる。






あたしは、にこって笑って

「ありがとー」


と言った。




「優太くんもかっこいいよ!」




優太くんの顔が真っ赤になる。




そして二人で笑いあった。













< 135 / 300 >

この作品をシェア

pagetop