涙ペットボトル
「………………オレは、あかりの方が
かわぃぃと思いますケド?」
ドキンッ─────
優太くんは、耳まで真っ赤。
ってことより、今すごいこと言ったよね!?
「え……へ?」
「ハズいから。わりっ!
なーーし!」
優太くんが逃げる。
「わー!ちょっと待って!」
あたしは、優太くんの服をひっぱって
ストップさした。
「あたしすっごく嬉しいです!
服も似合ってないし
いつもと違う髪型だし
慣れないヒールをはいてるし。。
だから優太くんがそう言ってくれるの
めちゃくちゃ嬉しい」
必死に言っていると
優太くんが真っ赤にしながら笑った。
「おもれーなあかりは。
服も似合ってるよ」
優太くんは、そう言うと
あたしの髪の毛に触れた。
「髪型も似合ってるから」
ドキッ────────
どうしよう。
嬉しすぎる。
あたしは、にこって笑って
「ありがとー」
と言った。
「優太くんもかっこいいよ!」
優太くんの顔が真っ赤になる。
そして二人で笑いあった。