涙ペットボトル
あたしは、優太くんの上に乗ったまま
ずっと優太くんの瞳だけを
見ていた。
あたしたちは、目をそらせなくて
ただ見つめ合っていた。
ドキン、ドキン、ドキン、ドキン。。
だんだん高鳴る鼓動。
観覧車は、頂上に来た。
あたしたちは、お互いに
寄せて、顔を近づけていった。
そして、唇が重ねられる………。
「んっ……」
いま何をやっているかわからなかった。
現実が現実じゃないんかわからなかった。
ただただ君のことが好きすぎて───。
大好きで───────。