涙ペットボトル
────「着いたよ…」
あかりの家に着いた。
「今日は、ありがとー」
あかりが言う。
「オレもありがとな」
二人で笑いあう。
「じゃ、バイバイ」
「おう、また明日な」
「優太くん明日は、学校休み。
夏休みでしょ」
あかりがクスって笑う。
「あ!そっか。じゃ、また新学期で」
「うん。」
そう言うとあかりは、家の門をあけた。
オレが帰ろうとすると
「ゆ…優太くん!」
あかりがオレをよんで
振りかえった。
「あのね。あたし、今日ほんとに
楽しかった。
優太くんとか……観覧車も乗れてほんとによかったから」
あかりは、真っ赤になりながら家の中に
入っていった。
それって………………………
あかりが言ったことは、
観覧車の景色がよかったのか
それとも………。。。