涙ペットボトル
「じゃあなんで?」
「…………ここまで言ってまだわかんない?
優太くんは、あかりのことが好きなのよ」
あたしは、思わず片手にもっていた
砂糖の入っている袋をおとした。
「えええぇぇ~~~~~~~~!?」
「あったりまえじゃん」
いやいやいやいや、、、違うよっ!
だって優太くんはちーちゃんのことが好きだもん。
まぁたしかに
キスしたのは、おかしいけど
もしかしたらバランス崩しただけかもしんないじゃん?
「あんま話してないでしょ?
あんたら」
「ぅん。気まずいよぉ。
なんか訳わかんなくなって」
優太くんとは、新学期が始まってから
なんか気まずい。
用事あるときだけしか話さないし
目あったらそらしてしまうし。
「優太くんがあかりを意識し始めたんじゃない」
そーなのかな?
わかんないけど。
でも、距離は縮んだんだ。