涙ペットボトル
──────────。
「んじゃあかり頑張ってねー!
バイバーイ」
放課後、かのんちゃんは、衣装が出来上がったらしく、さささっと帰って行った。
そして、スイーツ担当のあたしは、
出来上がってないから
居残り。。
えぇーーん。(泣)
しかもあたし一人。
みんなすぐにおわっちゃったよ。
あたしは、学校の調理室の椅子に
ぽつんと座った。
えーと、、みんなは、ドーナツに
ケーキにアイスにパイにチョコレートに
いろいろ。
なんか定番の定番をもってかれたよ。
うーん。。なんだろう。
プリン?でもどーやって作んの?
あー分かんないっ!
ガラッ─────────。
調理室の扉が開いた。
ビクッ!!
誰?
そっと後ろを振り返った。
「…………」
沈黙が続いた。
重たそうな鞄を持ちながら
優太が入ってきた。
ドキ───────!!!!
優太くんも硬直状態。
気まずい空気。。。