涙ペットボトル



──────────。



「んじゃあかり頑張ってねー!

バイバーイ」


放課後、かのんちゃんは、衣装が出来上がったらしく、さささっと帰って行った。





そして、スイーツ担当のあたしは、

出来上がってないから

居残り。。




えぇーーん。(泣)




しかもあたし一人。


みんなすぐにおわっちゃったよ。




あたしは、学校の調理室の椅子に
ぽつんと座った。



えーと、、みんなは、ドーナツに

ケーキにアイスにパイにチョコレートに

いろいろ。



なんか定番の定番をもってかれたよ。




うーん。。なんだろう。


プリン?でもどーやって作んの?


あー分かんないっ!






ガラッ─────────。


調理室の扉が開いた。



ビクッ!!



誰?



そっと後ろを振り返った。



「…………」


沈黙が続いた。



重たそうな鞄を持ちながら

優太が入ってきた。



ドキ───────!!!!



優太くんも硬直状態。



気まずい空気。。。





< 153 / 300 >

この作品をシェア

pagetop