涙ペットボトル
「優太くん、どぅしたの?」
「なんか、佐々木があかりひとりだから手伝ってやれって言ったから来た」
かのんちゃんは……ぉぃぉぃ。
「そ…そうなんだ」
「おう、」
そう言うと優太くんは、あたしの隣に
椅子を置き座った。
「んで、スイーツだよな、、、
決まったの?」
「それがまだ、、、、」
「ふーん」
どうしよう。。
遊園地以来だよ。
二人きりになるの………………。
心臓の音が体全体に響きわたる。
「パフェとかは?」
優太くんがニコッとした。
「あっ!いいね。それ!」
「簡単だし、そーする?」
「ぅんっ!そーしよっ!」
パフェかぁ!
思いつかなかったよ。
「優太くん、ありがとー!」
ニコッてした。
「よかった。。」
え…?優太くん?
「どうしたの?」
優太くんは、机にうつぶせて
いた。
「いや、、カッコ悪りぃけど
あかり、、オレのこと避けてるのかなって思ってたから」
「へ?……………あ………………」
「いや、、、新学期始まってから
あんまり話さなかったから」
「えぇ!!ちがうよぉ!
ただあたしが緊張しているだけで
優太くんを避けてるわけではないの!
観覧車であったことが………あ、、」
カァァァァァァァ!!!!
優太くんとあたしの顔がみるみる真っ赤になるのがわかる。
口走ってしまった。。////
「ほんとに悪かったな、、
ごめんな」
優太くんが言う。
「大丈夫ですっ!////
今日は、ありがとー!」
あたしは、すぐさまに鞄をもって
調理室を出ようとしたその時───
ガタッ────────。
ぇ………………。。
振り返ってみると優太くんの顔があたしの頭の上にあった。
壁が後ろにあって
前には、優太くんがいた。
挟まれたっ//////
ドキン、ドキン、ドキン、ドキン、ドキン
どうしよう。
優太くんの息がかかる。
優太くんのサラサラの髪の毛も
あたしの顔にあたる。