涙ペットボトル
文化祭準備Ⅱ あかり【side】
「告るな」
単刀直入に言ったのは、かのんちゃん。
優太くんと文化祭一緒に回ることを
かのんちゃんに言った。
「そんなわけないじゃん。
優太くんには、好きな人がいるんだから」
「いーや、もうあかり一直線だわ」
「ないない」
「まぁ、それは、置いといて
あのね、知ってる?
うちの学校には、後夜祭のときに
屋上で告白すると
両想いになるジンクスがあるんだよ」
「へぇー。すごーい♡」
「だーかーらーあかりさ!
優太くんに告ったら?」
はい…………………?
「無理だよー!
ふられんのがオチだから。。」
「あかりがんばりなさいっ!」
かのんちゃんとあたしの口論が続いたが
昼休みの終わるチャイムがなったので
席に戻った。
優太くんに告白ってなんで?
だいたいちーちゃんが優太くんは、好きなのに。。
となりにいる優太くんをみる。
やっぱりね。
いま現社だから
優太くんは、一生懸命ノートとっている。
ズキン────────
イタい。
やっぱりずっとあたしの片思いのままなんだ…………………。