涙ペットボトル
彼女 あかり【side】
なんだか、、いつもより朝が綺麗。
キーンコーンカーンコーン…─────
「ゆ…優太くんと両想いになりました」
朝からイチゴミルクを飲んでいる、かのんちゃんは、目を見開いた。
「まじ……………?」
「まじ…です」
「きゃーーーーーーーーーーー!!!!!!」
かのんちゃんの声は、3階にある3年生の教室まで響いたみたい。
「えー!?うそ!!まじで!?
やっば!!おめでとー!!!!!!」
かのんちゃんは、あたしの肩を前後に動かしまくる。
痛いよぉ…………
「ほんとです。 多分ね」
優太くんくんと両想いになってから
振替休日があるので、3日休んでからの
学校。
正直まだ信じられないんだ。。
叶わない片思いだと思っていたから。
「いいね♡まさか太陽の王子様が彼氏とは、ぜーたくだな」
「いや、そうでもないよー」
あたしがえへへっと笑っていると
カタンッ─────。
となりに優太くんが座った。
目があった。
「はよ。あかり」
「お、おはよっ。優太くん」
顔を真っ赤にしてあたしは、言った。
優太くんも、、、////
「あーあー付き合いたてのカップルさんたちは、デレデレしすぎ」
かのんちゃんが小声で優太くんとあたしに聞こえるように言った。
「なっ/////そんな、、、」
ひゃあああああ!?
かのんちゃん!?
優太くんに聞こえちゃってるよー。
「そーだな。あかりと付き合って初めての学校だからな」
優太くんは、笑いながら言ったんだけど
恥ずかしいことを言ったんだかなんだか
知らないけど、真っ赤になっている。
か、かわいい。。
キューン。
てゆーかね。嬉しいな。
付き合っているって分かってくれてるんだ。