涙ペットボトル




「大丈夫だって!」


かのんちゃんがフォローする。



イヤイヤイヤ。フォローになってない!(泣)



どうしようっ。



でも優太くんは、付き合ってるって

言ってくれたし、、



でも、あたしなんかが彼女でいいのかな?




そもそも



あたしが積極的にならなきゃいけないのかな?





ああもぅっ!



わかんないよぉ…────(泣)






──────────。




「んじゃ。あかりバイバーイ。


ヒロくんとかえるね。

優太くんとがんばんなよー」



「うん。バイバーイ」



放課後になった。


あたしは、かのんちゃんを見送ったら

教室で一人ボーっとしていた。




空が綺麗だなぁ。



グラウンドでは、


野球やテニスが練習に励んでいる。




はぁ。。。




優太くん、、って


あたしの彼氏なのかな?




その時、、、、



ガラッ…──────。



「あれっ?あかり?」 


「優太くん?」



教室に優太くんが入ってきた。




「どーした?」



「いや、べつにね。

ボーっとしてただけっ」




「そー?大丈夫か?」


「うん。全然」




優太くんは、ケータイを取りにきたらしく探して見つかったみたい。



「なぁ、あかり帰る人いんの?」



「ううん。いないけど」



「んじゃ、一緒に帰ろーぜ」



優太くんがにこっと笑う。



ドキッ…─。



「い、いいの?」



「?、うん」



「ありがとー」




どうしょう。



めちゃくちゃ嬉しいよぉ。。ジーン。





帰り道…─────。



「んでなー。今度試合。」




「そーなんだー。頑張ってね」



「おう」



いろいろはなして優太くんと帰った。



今日は、ミーティングだったらしい。




だからサッカー部グラウンドにいなかったんだ。




「しかし、驚いた!。


ヒロトの奴。佐々木と付き合ってたなんてな」



「ほんとだよね」



二人で笑いあう。



「あ、そーいえば、、、!」


優太くんが言った。



「どうしたの?」




「あかりとメアド交換してないや」




「あっ!」



そーいえば、


そうだった。



あたし、遊園地のときメアドゲットしようとしてたんだ。


結局できなかったけど、、。



「交換しよーぜ」




「うんっ!」




優太くんは、ケータイを取り出して

赤外線通信をした。



あたしも、同じようにした。



「サンキュー、あかり」


「優太くんもありがとー」



やったぁ。


メールできるよー。




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