涙ペットボトル




映画館を出て

ちょっと人が多い…………。



「はぐれるなよー」

優太くんが言う。


「うん」


そういうと、あたしは

「服の裾掴むね」


と言って、優太くんの服の裾を

ちょこっと掴んだ。


「手─……………」



「え──…………?」


「手掴んでいいよ」



そう言うと優太くんは、あたしの手を

握った。



ドキッ─────…………。



「てか、恋人繋ぎってやつね」


満面の笑顔で優太くんは、言った。



「……っ/////」



真っ赤になるあたしは、

そっと優太くんの指と指の間に

自分の指を入れた。



「なんか、、照れるね」


「まぁな。。」





なんかね。



 
嬉しいんだ───……………。



絆が、深まる。



キミの近くにいる。

キミの笑顔を独り占めできるのが
とても嬉しい。





ご飯食べると──……………


「あかりのちょーだいっ」



「いいよー」


無邪気な笑顔見せて、、、



洋服店入ると


「なぁなぁ、あかりこの眼鏡どお?」


「いいと思うよー」


かっこいい姿見せて、、、




キミの見れなかった一面が


見れてとても嬉しかった。





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