涙ペットボトル
本気 奏太【side】
「やべぇ──…………」
一人とりのこされたオレ。
さっきの絶対引かれたよなぁ。
思わず水城ちゃんに好きだなんて。
いうつもりは、なかった。
ただ、
水城ちゃんの笑顔と
親切さに
惚れただけ───……………。
嫌がってたし…………。
オレは、近くの誰のかわからない椅子に
座った。
初めは、軽い気持ちだった。
優太が嫌いだから。
水城ちゃん可愛いから。
付き合ってもいいから。
そんだけ。
本気で奪ってやるって思ったけど
水城ちゃんが好きなんだ──………。